女性の病気について

頭痛とは?

頭痛はありふれた病態です。今まで一度も頭痛を経験したことのない人はいないでしょう。実際、日本国民の四人に一人は頭痛持ちといわれているほどです。頭痛は男性よりも女性に多いことが知られていて、特に月経時に頭痛を訴える方が多いことはよく知られています。

頭痛の正確な原因はいまだ不明の点も多いのですが、ホルモン変化などとともにストレスが大きく影響していることが知られています。頭痛は「頭の痛み」だから「脳の痛み」と考えがちですが、本来、脳自体は痛みを感じない場所です。頭の血管や筋肉が刺激を受けて、初めて「頭が痛い」と感じるわけですが、こころの安全弁として、辛いことや悲しいことなど耐え難いことが起こると代わりに身体の症状を発症することでこころの安静を保つことがあるといわれていて、頭痛は腹痛とともにこのような状況で起こりやすい症状の一つです。そういう点で頭痛はこころとからだが両方関連した病態である心身症の一つといえます。まじめな人、「○○すべき」と考えるいわゆる「べき思考」の人、完璧主義者、他人の評価が気になる人などストレスを溜めやすい人は頭痛も多いようですし、ストレスに由来する頭痛は鎮痛薬があまり効かないとも言われています。そういえばあなたの上司、今日も痛み止め、飲んでいませんでしたか?

頭痛への対処法

頭痛はストレスの赤信号かもしれません。頭痛が起きたら、「止まれ」です。まず、こころを落ち着かせてゆったりとしてみましょう。一度深呼吸をして、「まずこれがうまくいけば楽なのになあ」という問題は何かを考えること、つまり現状の把握なのですが、ストレスフルな環境ではイライラしているために、それすらもできず総てが辛く感じることがよくあります。ゆっくり考え直すと、「何だ、それだけか」と思えることも少なくはなく、それだけで軽快する場合も多いはずです。要は、スペイン語なら「ケセラセラ」、沖縄の言葉なら「なんくるないさぁ」、中国語なら「モーマンタイ」の気持ち、は無理でも、その感覚を持つことです。同時にハードワーク、不規則な生活、冷房による体の冷え、といった生活環境がもたらす身体への過重負担にも気を配りましょう。最近ではコンピューターストレスやネットストレスといわれるものもあるようですし、同じ姿勢を続けているという点からもあまりモニターの前に長く座っているのは避けたいものです。

ただし、頭痛のなかには髄膜炎や脳腫瘍、出よるものなど放っておくと命にかかわる怖いものもあります。また、最近は頭痛に対する良い薬剤も開発されています。「たかが頭痛、されど頭痛」です。悩むよりは早めに受診しましょう。